産業創出委員会 <熊本視察研修>
日時
2023年6月23日~24日
*終了しました。
訪問先
- 熊本TSMC工場 (現状視察 : 外観)
- 熊本県庁ヒアリング(商工労働部 産業支援課様と意見交換会)
- 富士通Kumamoto Hub 様
24日(土)熊本城 復興の現状視察
参加者:9名(会員8名・添乗員1名)
熊本県は現在、半導体の受託生産で世界トップシェアメーカーの立地で活況を呈している。
本視察では、当地の半導体産業の集積状況の調査を中心に据えながら、あわせて、ニューノーマルにおける働き方改革をリードする企業のオフィス、熊本のシンボルである熊本城の震災復興状況の見学を行った。
視察団は初日、熊本県合志市・菊陽町をまたぐ地区に県が造成した「くまもとセミコンテクノパーク」と、菊陽町が造成した原水工業団地を視察した。後者の南側に隣接する第二原水工業団地は、台湾に本社を置くTSMCが土地を取得し、2024年末の稼働に向けて半導体生産工場を建設中である(工場運営会社はJASM)。視察団は現地で、建設が急ピッチで進められている状況を見学した後、熊本県庁に移動して商工労働部から、半導体産業集積の状況や課題、今後の展望などについて説明を受けた。
さらに、ニューノーマル時代における新しい働き方に対応した富士通の最新オフィス「富士通Kumamoto Hub」を視察した。その場で、当委員会の運営委員(視察当時)である富士通Japan㈱の日髙健司シニアマネージャーより、同社の社内体制の変革について話を伺うとともに、オフィスの見学を行った。
2日目は、熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の復旧状況を視察した。熊本城の復旧には20年を要するとされるが、復旧と観光を両立させるため、被災・復旧の状況も含めて城を観覧することができるようになっている。当日は週末であったこともあり、外国人を含む大勢の観光客が訪れており、熊本城が熊本の重要な観光資源となっていることを改めて確認することができた。
(文責:大分経済同友会事務局)