交通ネットワーク委員会<講演会> テーマ:地方都市における公共交通
日時
2023年/令和5年8月22日(火)16:00ー17:30
終了しました。
(出席者38名)
場所
トキハ会館
テーマ
「地方都市におけるこれからの公共交通を考える」
講師:
日本文理大学 副学長・工学部教授 吉村 充功 氏
(大分経済同友会 交通ネットワーク委員会 運営委員)
講師吉村氏は、地方都市の公共交通の事例として、富山ライトレール、宇都宮LRT(次世代路面電車)、広島電鉄の広島駅乗り入れ構想、新潟BRT(バス高速輸送システム)を紹介した後、県都大分市交通円滑化検討会で構想されたBRT計画について説明を行った。
検討会は、2018年のサッカー日本代表戦で大分スポーツ公園へのアクセスに関する渋滞問題が顕在化したことを契機に、新交通システムの導入可能性などを検討したものである。
2020年10月にまとめられた「県都大分市交通円滑化基本方針」は、新交通システムとしてモノレール、LRT、BRTを比較検討した結果、長期的な取り組みとして大分駅~鶴崎間、大分駅~明野間のBRT導入を掲げた。
さらに、大分都市圏総合都市交通計画を踏まえて公共交通の利用者減少に触れたうえで、公共交通の利用促進にはMaaS(複数の公共交通など最適に組み合わせ検索・予約・決済などを一括で行うサービス)の活用が重要であるとした。
(文責:大分経済同友会事務局)