観光・インバウンド委員会<インバウンド観光講演会>
日時
2023年3月13日(月)
16:00~17:30
会場
トキハ会館
テーマ
「コロナ禍を経たインバウンド観光の再開と大分県での高付加価値旅行の取り組み」
講師
日本政府観光局(JNTO)独立行政法人 国際観光振興機構
理事 遠藤 克己 氏
出席者:45名 *終了しました。
日本政府観光局は、東京オリンピックが開催された 1964 年、わが国の政府観光局として組織され、訪日外国人旅行者の誘致に取り組んできた日本の公的な専門機関である。
講師によれば、人口減少・少子高齢化社会を迎えるわが国において、インバウンド観光が経済にもたらすインパクトは大きい。そしてコロナ後のインバウンド観光の方向性は、サステナブル・ツーリズム、アドベンチャートラベル、高付加価値旅行の3つであるという。
サステナブル・ツーリズムの定義は、訪問客・産業・環境・受け入れ地域の需要に適合しつつ、現在と未来の「環境」「社会文化」「経済」への影響に十分配慮した観光である。
アドベンチャートラベル(AT)は「アクティビティ」「自然」「文化体験」のうち、最低2つを含む旅行である。ATというと「アクティビティ」の面が強調されがちだが、町を歩いてその土地の歴史を知るという「自然+文化体験」もATに該当する。大分県内では、国東半島がATに熱心に取り組んでいるという。
高付加価値旅行のターゲットは、1回の旅行で1人100万円以上の着地消費をするラグジュアリー層だが、彼らの消費行動にも変化の兆しがあるという。
旅行者の意識の変化や、ラグジュアリー層の消費行動の変化などについて具体的な話をうことができ、大分の観光”の課題解決に向けた取組みについて示唆をいただいた。
(文責:大分経済同友会事務局)
*委員会の企画は、その委員会に登録している会員様へご案内します。
*会場でご講演いただきます。
*本講演会は、オンライン配信は行いません。