大分経済同友会

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産業創出委員会<宇宙ビジネスに関する講演会>

日時

2023年 2月16日(木) 16:00~17:30 

会場

トキハ会館 

テーマ

「宇宙旅行者から見た宇宙ビジネス最新情報」

講師

INAMI Space Laboratory(株)
代表取締役 稲波 紀明 氏

出席者:28名

*終了しました。

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 講師の稲波氏は、日本アイ・ビー・エム在職中の2005年、ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙旅行に申し込み、世界最初の宇宙旅行者100人に選ばれた。サラリーマンが宇宙旅行者に選ばれたのは、日本人で初めてのこと。すでに6Gの重力訓練や無重力訓練を終えて、間もなく宇宙に旅立つ予定だという。2022年には、大の葬祭グループから出資を受け、INAMI Space Laboratoryを設立、その代表取締役に就任している。

 講師によれば、2020年までは宇宙ビジネスの黎明期であった。2040年までが拡大期で、宇宙に人や物が行きはじめ、月面に都市が建設される。2060年にかけては、人類が宇宙で生活する時代が到来する。地上で必要な全てのビジネスが、宇宙でも同じように必要になる。

 新たな宇宙産業を創出するには、現在ある産業に宇宙を掛け合わせる「宇宙×既存産業」の発想が有効だという。例えば「宇宙×食」。JAXA認定の宇宙食は高カロリーだが、これから宇宙に行く民間人の多くは高齢者なので、そうした層に適した宇宙旅行食を開発する需要がある。スタートアップ企業による宇宙ビジネス市場への参入が現在続いており、そこに出資するベンチャーキャピタルも増えている。日本でもこの5年間で約100社が起業した。なぜ、経営者が宇宙のことを考える必要があるのか。それは、目先のことに囚われず地球を宇宙から眺めることで、経営者の視野が広がるからだ。

 米国の宇宙港は砂漠の中心部にあるが、大分空港は豊かな自然環境の中にあって、空気も食事も美味しく、世界各国の宇宙港よりもポテンシャルがある。そんな大分から、数多くの宇宙ビジネスを生み出し、日本を元気にしていきたいと講師は語った。

(文責:大分経済同友会事務局)

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*本講演会は、オンライン配信は行いません。

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