日時

2021年6月22日（火）
14:00～15:30

場所

トキハ会館

テーマ

「『人』が鍵の地方創生～地方の『人』と都会等の『人』の新たなネットワークづくりから九州ジョブケーション構想へ」

講師

九州財務局
局長　大津 俊哉  氏

出席者

38名

※終了しました。

＊人財力向上委員会の企画による第1回委員会は＜講演会＞です。
委員会に登録している会員の皆様へご案内しています。

大津局長によれば、人と人が地域をまたいで仕事でつながるには、①受け手（地方の事業者）、②行き手（都会の人材）に加えて、③掲示板（人材仲介業者、NPO）、④コーディネーター（事業者の相談相手）の4つの構成要素が必要である。東京と異なり地方にはコーディネーター役がいないため、プロフェッショナル人材戦略拠点などの事業で行政が補完している。とはいえ、都会の人材が地方の事業者に移籍（転職）するのは容易ではないので、「副業」を推奨したいという。地方での副業を希望する大都会の人材は、別に金がほしいからではなく、褒められて楽しい、自分にとっても学びの機会になるといった動機で働きたがる。

さらに、副業とワーケーションをドッキングした試みとして「ジョブケーション」の提案をいただいた。例えば、副業人材が別府を訪れて1日は地場中小企業の経営課題にアドバイスし、もう1日はワーケーションを行う。後者だけなら旅費は持ち出しだが、前者からは謝礼をもらえる。すでに熊本市や福岡市では、（一社）Work Design Labの石川貴志代表理事らを副業人材に迎えて、ジョブケーションの実証実験が行われているという。
（文責 大分経済同友会事務局）