日程

2021年5月25日（火）
14:00～15:30

会場

大分センチュリーホテル
2階　桜の間

テーマ

「観光とSDGs」
※会場でご講演いただきました。

講師

九州大学大学院工学研究院　教授／九州大学都市研究センター長・主幹教授
馬奈木 俊介 氏

出席者

40名

観光・インバウンド委員会は、2021年5月25日に「観光とSDGs」をテーマに、九州大学大学院工学研究院教授／九州大学都市研究センター長・主幹教授の馬奈木俊介氏を講師に招いて講演会を開催した。

馬奈木教授は、国連の新国富報告書代表として、「新国富指標（Inclusive Wealth Index：IWI）」の開発普及に携わっている。IWIは「人工資本」（設備、機械、建物、道路など）だけでなく、「人的資本」（教育、健康など）、「自然資本」（森林・漁業資源、農地、鉱物資源、生態系サービスなど）も加えて、社会が保有する富を包括的に測定した指標である。国連の掲げるSDGs（持続可能な開発目標）の達成度を測る評価軸となるもので、政策決定プロセスに実際に利用する自治体も生まれているという。

講演の後段では、講師が現在、別府市で進めている「別府温泉免疫力日本一宣言プロジェクト」の紹介もいただいた。この事業は、別府温泉が有する免疫力を高める効果を科学的に証明することで、本物の療養型メディカルリゾートとして国内外にPRし、質の高い観光客の長期的集客をめざしている。2021年4月に別府市、別府市旅館ホテル組合連合会、九州大学都市研究センターが包括連携協定を結んでおり、今後、事業への参加者に別府の温泉旅館で宿泊・入浴してもらい、その結果を分析して医学的効果を実証するという。

（文責：大分経済同友会事務局）

※終了しました。
※観光・インバウンド委員会に登録している会員の皆様へご案内しています。
会場での感染症対策のため、事前のお申込みをお願いします。
講師の馬奈木先生は会場でご講演されます。