大分経済同友会

お知らせ

交通ネットワーク委員会<Maas講演会>

日時

2023年3月7日(火)15:00~16:30

会場

トキハ会館

テーマ

「~競争から共創へ~ 九州におけるMaasの取り組み」

講師

九州旅客鉄道(株)総合企画本部経営企画部
モビリティサービス推進室 室長 木下貴友 氏

出席者:30名 *終了しました。


交通ネットワーク委員会は、2023年3月7日に「~競争から共創へ~九州におけるMaaSの取り組み」をテーマに、九州旅客鉄道㈱ 総合企画本部経営企画部モビリティサービス推進室 室長の木下貴友氏を講師に招いて講演会を開催した。

 講師によれば、九州では移動需要とサービスの担い手の減少が続き、そこにコロナ禍が追い打ちをかけた結果、地域交通ネットワークの維持が喫緊の課題であるという。この課題を解決するうえで、さまざまな移動手段の中から目的地までのつなぎ目のないサービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済を一括で行うサービスMaaS(Mobility as a Service)の導入は重要である。

 九州旅客鉄道(JR九州)が、2019年10月に西日本鉄道(西鉄)と「輸送サービスにおける連携に関する覚書」を締結した。まさしく「競争から共創へ」である。

 JR九州×西鉄の連携事例として、輸送サービス連携 (JR下曽根駅、戸畑駅)、駅起点の新輸送サービス(AI活用型オンデマンドバス)、乗車券+観光パスのパッケージ化(北九州、天神・博多)などの実績が紹介された。九州のその他の交通事業者(第一交通産業、宮崎交通、九州産交バスなど)との連携も始まっているという。

 大分県内では、由布院地区における MaaS 実証実験実行委員会による「由布院MaaS」、大分空港利用促進期成会による「大分空港を起点としたMaaS実証実験」に参画しているそうだ。

 今後の課題として講師は、経営環境の厳しい交通事業者におけるリソース不足を挙げた。それともう一つ、地域内で複数のMaaSプラットフォームが乱立すると利用者の利便性が著しく低下するという問題がある。

 MssSの本質はあくまで地域交通のリデザインであり、アプリの導入がゴールではない。一過性に終わらない取り組みを続けて、事業の持続可能性を高めることが重要である。MaaSは単独の交通事業者の域を超えており、これを成功に導くには官民連携と、交通事業者間の相互連携、そして業種を超えた様々なプレイヤーとの連携が不可欠であるとして、木下氏は講演を締めくくった。

(文責:大分経済同友会事務局)

 

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