GX委員会<講演会>大分県のカーボンニュートラルに向けた取組
日時
2023年6月28日(水)
16:00~17:30
*終了しました。
(出席者29名)
会場
トキハ会館 6階 さくらの間
テーマ
「大分県のカーボンニュートラルに向けた取組」
講師
大分県商工観光労働部 新産業振興室 室長
市原 淳介 氏
GX委員会は、2023年6月28日に「大分県のカーボンニュートラルに向けた取組」をテーマに、大分県商工観光労働部 新産業振興室 室長 市原淳介氏を講師に招いて講演会を開催した。
大分県は、再生可能エネルギー自給率では秋田県に次いで全国2位の先進県であるという。その中でも地熱の発電量は日本一で、太陽光に偏重しないバランスの取れた構成になっている。
また、大分県にはさまざまな種類の製造業が集積しており、バランスの取れた工業県といえる。その一方で、県内総生産あたりの二酸化炭素排出量は都道府県ワースト1で、その7割近くが産業部門から排出されている。
このため県では、2050年カーボンニュートラルの達成に向けて、大分県エネルギー産業企業会に水素関連産業分科会を設置して、水素エネルギーの普及促進を図っている。大分県のポテンシャルとしては、①九州唯一の大分コンビナートから発生する副生水素、②産学官による超高純度水素の製造に関する研究開発、③全国供給量の約4割を占める地熱発電などの豊富な再生可能エネルギー、④海外からの水素の受け入れが可能な良好な港湾があり、これらの利活用が鍵となる。
(文責:大分経済同友会事務局)
