産業創出委員会<メタバース講演会>㈱Mogura 久保田 瞬 氏
日程
2022年10月17日(月)
会場
トキハ会館
テーマ
「メタバース未来戦略 ~現実とデジタルが融け合うXR/メタバース時代にビジネスはどう変わるのか?」
講師
株式会社Mogura 代表取締役 久保田 瞬 氏(リモート講演)
出席者:29名/Web視聴10名
*終了しました。

久保田氏は2015年にVR専門メディアMogura VRを立ち上げ、その後に㈱Moguraを創業。この分野が社会を変えていく無限の可能性に魅了され、それを広げる事業を展開している。
講師によれば、メタバースはSF由来の言葉ゆえ論者によって定義がまちまちだが、共通項をあげれば「3次元のインターネット」であるという。以前より欧米テック業界で話題になりつつあったが、2021年にFacebookが社名をメタ・プラットフォームズに変えたことで、メタバースは成長分野だという認識が世界中に広がり、ビジネスサイドと投機筋で期待感が急激に高まった。
メタバースにはシーズ期、黎明期、普及期、定着期の4つのフェーズがあるという。現在は長かったシーズ期が終わって黎明期に入った段階で、多様な業界が多様なメタバース観にもとづき取り組みを始めている。各企業が今取るべきアクションは、「まずは何よりも体験」して、メタバースのよいところ、不十分なところを理解することである。次に、自社がメタバース業界でどのポジションを取れるかを「考える」。そして「実行する」。実行に際しては収益化を焦らず、継続を前提として取り組むことが重要である。トライをしては、その結果を検証して改善を繰り返すというように、小さくPDCAサイクルを回していくことが大事だという。
(文責:大分経済同友会事務局)