8・21 GX委員会 “大分県のGXに向けた取り組み”
GX委員会 第1回委員会<講演会>
日時 2025年/令和7年 8月21日(木)16:00~17:30
会場 トキハ会館 5階 カトレア
*終了しました(出席32名)

GX委員会では2023年6月にも新産業振興室 市原淳介室長(当時)を招いて、大分県のカーボンニュートラル(脱炭素)に向けた取り組みの説明を一度受けたが、2025年4月に産業GX推進室が新設されたことを機に、その最新動向を学びたいと考え、改めて講演会を企画したものである。
大分県は2024年1月に「グリーン・コンビナートおおいた推進構想」を策定している。
この構想は、次世代エネルギーである水素の供給・利活用、カーボンリサイクルなどを軸として、大分県経済を牽引する大分コンビナートのカーボンニュートラルと持続的成長の両立を目指すものである。
産業GX推進室は、グリーン・コンビナートおおいたの実現に向けた産業GX推進体制を強化するために新設された組織で、従来は工業振興課と新産業振興室に分散していたサーキュラーエコノミー(循環経済)、電源立地交付金、コンビナート、エネルギー関連産業の所掌が今般、産業GX推進室に集約された。
講演では、大分県内におけるさまざまな取り組みについて紹介をいただいた。
例えば水素に関してはENEOSが、再生可能エネルギー資源が豊富な北海道や大分で国産グリーン水素(再生可能エネルギーを用いて製造された水素)の地産地消事業モデルの可能性を検討している。
県西部の水素製造実証事業や、燃料電池車(日田彦山線BRTひこぼしライン、トラック、公用車)への水素供給の実績、水素エネルギーの県民に向けた普及啓発イベントについても説明があった。
さらに水素以外の分野でも、CCS(二酸化炭素を大気中に排出する前に回収・貯留する技術)や森林J-クレジット(森林経営による温室効果ガスの排出削減・吸収量をクレジットとして国が認証する制度)、GX人材育成(学校への出前講座)などの多彩な取り組みを紹介いただき、大分県の産業GXへの取り組みの進展を知るたいへん貴重な機会となった。
(文責:大分経済同友会事務局)
テーマ・講師
演題「大分県のGXに向けた取り組み」
講師 大分県商工観光労働部 産業GX推進室 室長 阿部浩孝氏
<お申し込みについて>
*委員会の企画は委員会に登録されている会員へ案内をしますが、会員どなたでもご出席いただけます。
*招待メールが届いていない方は、大分経済同友会事務局へご連絡ください。
*お申込みは会員専用ページの【スケジュールカレンダー】8月21日をクリックして行ってください。
*申込期限 8月12日(火)17:00