9・10 交通ネットワーク委員会<講演会>
日時
2024年9月10日(火) 15:00~16:30
*終了しました。(9月11日更新)
出席者43名(オブザーバー含む)
場所
トキハ会館 6階 さくらの間
テーマ
「九州におけるエアモビリティを活用した地方創生の可能性」
講師
㈱SkyDriveエアモビリティ事業開発部
企業企画チーム 事業戦略Director 金子 岳史 氏
当委員会では、2022年6月の担当例会ですでに一度、㈱SkyDrive(以下、当社)に講演をいただいたが、今回は、その後の事業進捗を踏まえ、大阪・関西万博後をみすえた「空飛ぶクルマ」の最前線について説明をいただいた。
当社は、2024年7月にJR九州と、同年8月には大阪メトロと連携協定を締結し、空飛ぶクルマの商用運航を目指している。
海外でも開発を進めているが、国によってその導入目的は異なるという。
米国の場合は、既存の小型航空機ビジネスを電動モビリティに置き換えるイメージが強い。
インド市場では、道路の大渋滞を嫌う富裕層向けの移動サービスであり、ベトナム・タイ市場ではそこに、風光明媚な観光エリアへのダイレクトアクセスという目的が加わる。
空飛ぶクルマはあくまで手段に過ぎず、それを通じていかなる地域課題を解決し、新しい価値を創造するかを明らかにすることが、わが国での実装に際しても不可欠である。
なお、「空飛ぶクルマ」は日本国内での愛称で、海外ではUAM(Urban Air Mobility)と呼ばれる。
その本質は、静音・コンパクト・小インフラで「都市に入り込む」空の移動手段であり、都市部を少人数・高頻度で運航することで「空の日常利用」が可能となる。
事業の進捗を経て、空飛ぶクルマの実装に向けた課題の解像度も上がってきた。
具体的には、①ステークホルダーコンセンサス(地域の関係者間でのゴール、ロードマップの設定・共有)、②航路(物理的・法的な制約を考慮した航路の設定)、③インフラ(離発着場の確保)、④運航(運航・整備体制の確立)、⑤ビジネスモデル(事業収支、投資回収)という5つの領域での検討・調査が必要である。
(文責:大分経済同友会事務局)
<お申込みについて>
*交通ネットワーク委員会に登録されている皆様へご案内していますので【会員専用ページ】にログインしてお申込みください。
*会員どなたでもご出席いただけますのでご希望の方は事務局へご連絡ください。
*大分県商工観光労働部先端技術挑戦課のご協力により開催します。
*本講演会では㈱SkyDriveの金子岳史氏にご登壇いただき「空飛ぶクルマ」の最前線を語っていただきます。
*申込期限 8月30日