2024年4月 第36回全国経済同友会セミナー(福井大会)
*終了しました。
全国44の経済同友会から1200名参加/大分から5名が参加しました。
概要は下記にまとめています。

開催日程
2024年 4月18日(木)・19日(金)
会場
1日目
●フェニックスプラザ(オープニング、第1セッション、第2セッション)
●コートヤード・バイ・マリオット福井(懇親パーティー)
2日目
●コートヤード・バイ・マリオット福井(第3セッション、特別講演、エンディング)
テーマ
どうする!人口減少NIPPON~”幸福度日本一”の地で考える~


第36回全国経済同友会セミナーが2024年4月18日~19日の2日間、福井市内で開催された。
全国から約1200名の参加者が集い、当会からは池辺代表幹事をはじめ計5名が参加した。
「どうする!人口減少NIPPON」を総合テーマとして、初日は2つのパネル討議(セッション)と懇親会、2日目には3つ目のパネル討議と特別講演が行われた。
従来の分科会方式ではなく、全参加者が同じ1つの討議を聴講するスタイルで開催されたのは、前年の長崎大会と同様であった。
初日は田原町のフェニックス・プラザを会場として、冒頭に金沢経済同友会から能登半島地震の被災地報告があった。
続けて「人口減少社会の将来展望と課題」をテーマに第1セッションが行われ、増田寛也氏(日本郵政取締役兼代表執行役社長)からの問題提起を踏まえて議論が進行した。日本の人口は2100年で6300万人(外国人割合15.5%)と推計され、その後も減少を続けるという。そこで経済人・有識者からなる人口戦略会議は2024年に公表した「人口ビジョン2100」で、わが国の人口を6300万人ではなく、何とか8000万人で安定させようと提言した。その実現には、人口減少スピードを緩和させる「定常化戦略」と、現在より少ない人口規模でも多様性に富んだ成長力ある社会を構築できる「強靭化戦略」の双方が求められる。
第2セッションは「人口減少時代の企業経営を考える」をテーマに、エンゲージメント(個人と組織が一体となり、双方の成長に貢献しあう関係)の観点を中心に議論が進められた。パネリストからの事例発表を通じて、エンゲージメントの高い組織の実現は、人材の定着と企業業績・生産性の向上につながることが明らかにされた。
2日目の第3セッション「今、あらためて地域創生を考える」は1日目の懇親会場でもあったコートヤード・バイ・マリオット福井で行われた。本セッションでは地域創生の方向性を、①仕事づくりによる雇用創出(後継者不足、経営者の世代交代への対応)、②子育てしやすく住みよいまちづくり、③DX推進による効率的なサービス・インフラの運用の3つの分野で捉えて、各パネリストが取組事例を紹介するとともに意見交換を行った。
特別講演は、曹洞宗大本山永平寺副監院の西田正法氏を招いて「貪(とん)から貧(ひん)へ」の演題で講話をいただいた。人から貪り奪う人生(貪)ではなく、人に与え尽くす人生(貧)を選ぶべきだというお話しであった。
新幹線開業を機に全国セミナーを誘致した福井経済同友会の皆さんのホスピタリティはすばらしく、駅前広場で食と工芸のマルシェ・イベントを開催したり、商店街に案内ブースを設置して懇親会参加者に二次会のお店を紹介するなど、新機軸のおもてなしに驚かされた。(文責大分経済同友会事務局)
詳細について
第36回全国経済同友会セミナーのプログラムや申込方法・参加費等は【会員専用ページ】※をご覧ください。
参加申込受付期間:2024年1月19日(金)~2月19日(月)
期間延長 2月29日まで申し込みいただけます。
(※会員専用ページのログインには会員個人のパスワードが必要です)
<ご参考>
福井経済同友会ホームページではPR動画をご覧いただけます。
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https://www.f-doyukai.jp/seminar