大分経済同友会

お知らせ

クリエイティブ大分委員会【瀬戸内国際芸術祭2022視察】

日程

2022年10月27日(木)~29日(土)

訪問先

  • 屋島:やしまーる・屋島での夜の夢/NPO法人アーキペラゴ
  • 直島:ベネッセハウスパークにてレクチャー/杉本博司ギャラリー時の回廊
  • 直島:地中美術館・ヴァレーギャラリーほか
  • 小豆島: 食文化視察:ヤマロク醤油/芸術祭視察:肥土山・中山、三島半島ほか 

クリエイティブ大分委員会は、創造都市の実現や、感性価値を活かした競争力ある地域づくりの研究・調査を活動目標に掲げている。
今秋、香川県を中心とする瀬戸内海地域で3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」の視察を計画。大分経済同友会は2010年の初回から毎回、この芸術祭を視察しているので今回は新作を中心に鑑賞する予定である。

参加者:17名

*終了しました。


 瀬戸内国際芸術祭(以下、瀬戸芸)は、香川県を中心とする瀬戸内海地域で3年に1度開催されるトリエンナーレ方式の芸術祭。大分経済同友会は2010年の初回から毎回、この芸術祭を視察している。今回は、新たにつくられた作品を中心に鑑賞を行うとともに、瀬戸芸にさまざまなかたちで関わるステークホルダーから話を伺った。

 初日は、源平合戦の故事でも知られる屋島を見学した。屋島はかつて香川県を代表する観光地として栄えたが、1988年の瀬戸大橋開通をピークに観光客が減少し、山上の旅館群は廃墟と化した。今回の視察では、この屋島の再生を図るべく2022年8月に開業した山上交流拠点施設「やしまーる」を見学した。さらに、瀬戸芸初期にボランティアサポーター「こえび隊」の育成・運営を担ったNPO法人アーキペラゴの三井文博理事長を訪ね、当時の経緯や、保育所・幼稚園にアーティストを派遣する芸術士など現在の活動について話を伺った。

 2日目は、瀬戸芸の原点といえる直島の視察を行った。島の南東部にある「杉本博司ギャラリー 時の回廊」「地中美術館」「李禹煥美術館」「ヴァレーギャラリー」などのミュージアム群に加えて、島の中心部である本村の「家プロジェクト」を見学した。また、(公財)福武財団の金代健次郎理事から、瀬戸芸の歴史や成果について話を伺う機会を得た。総合プロデューサーの福武總一郎氏が掲げる「在るもの(地域資源)を活かし、無いもの(アート)を創る」という精神のもと、瀬戸芸が観光振興にとどまらず、離島地域の社会課題解決に大きく貢献していることを学んだ。

 そして最終日は小豆島を訪れ、内陸部の肥土山・中山、海沿いの三都半島・草壁港のエリアを中心に数多くの屋外設置作品を鑑賞した。食文化をテーマに、ヤマロク醤油の見学も行った。ヤマロク醤油は今日でも、醤油全量を木桶で仕込んでいる。さらに同社の声がけで、木桶仕込みにこだわる全国各地のメーカーが年に一度、小豆島に集まって新桶をつくり、木桶職人の技術を次代に継承する活動も行っているという。

(文責:大分経済同友会事務局)

高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」.jpg高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」 

草間彌生「南瓜(かぼちゃ)」(直島).jpg直島  草間彌生「南瓜(かぼちゃ)」  

尾身大輔「ヒトクサヤドカリ」(小豆島).jpg小豆島 尾身大輔「ヒトクサヤドカリ」

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