大分経済同友会

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11・22 産業創出委員会<講演会> ~九州電力の取組み~

日時・場所

2024年11月22日(金)14:00~15:30
大分センチュリーホテル

*終了しました(出席31名)

演題

新規事業創出への挑戦 ~九州電力の取組み~」

講師

九州電力株式会社 コーポレート戦略部門 インキュベーションラボ
部長 兼 イノベーション総括グループ長 高野 浩司 氏

九州電力㈱ コーポレート戦略部門 インキュベーションラボ部長 兼 イノベーション総括グループ長の高野浩司氏を講師に招いて講演会を開催した。自己紹介によれば、高野氏は大分市の出身で、2023年に現職に着任したという。
 九州電力(以下、九電)は、2019年に策定した「九電グループ経営ビジョン2030」に基づいて、「KYUDEN i-PROJECT」に取り組んでいる。これは、イノベーションを起点として「未来の事業」を創出する企業変革プログラムで、その推進を担うのが、社内組織のインキュベーションラボである。本プログラムは、事業創出だけでなく、イノベーションを生み出す環境整備や人材の確保・育成も目指している。
 有望な新規事業を見いだすには、数多くのアイディアを提案してもらう必要がある。このためにインキュベーションラボは、各事業部門・各グループ会社と連携して、ビジネスコンテスト「i-Challenge」を開いて新規事業のアイディアを募り、多様な社員の参加によるグループ横断イノベーションを図っている。さらに、会社の枠を超えた他企業とのオープンイノベーションにも取り組む。こうして全社規模で有望案件を抽出し、提案者による事業化・サービス化をインキュベーションラボが支援する仕組みである。コンテストには8年間で800人以上が応募したという。そこから生まれた案件には、マンション居住者専用のEV(電気自動車)シェアリングサービス「weev」や集合住宅向けEV充電サービスの「PRiEV」のように、やはり電気関連事業が多いが、発電所跡地をサーモンの陸上養殖場に活用した「みらいサーモン」のような事例も含まれている。
 講師のお話を伺って、新規事業の創出には、失敗を怖れずそこから学ぶ姿勢と、上司や同僚にチャレンジを応援してもらうことが重要であり、そのためには経営トップのコミットメントが不可欠であると学ぶことができた。
(文責:大分経済同友会事務局)

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