10月28日創立70周年記念式典
*終了しました(参加者 会員・来賓 約200名)

大分経済同友会は1955年(昭和30年)9月9日に県内経済人80名により創立されました。
今年70周年を迎え、10月28日に記念式典と祝賀パーティーを行います。
ご来賓の方々にもご臨席いただき、会員約200名が出席して開催いたします。。
創立70周年記念式典 概要
日 時 令和7年10月28日(火) 15:30 ~ 20:00(受付15:00~)
場 所 ホテル日航大分オアシスタワー 5階 孔雀の間
次 第
●第1部
【記念式典】15:30~16:15(45分)
(1)開会挨拶
(2)来賓祝辞
(3)表 彰 式 <特別功労者表彰>
(4)「グランドデザインおおいた2050」発表
【記念講演】16:30~18:00(90分)
演 題 「大分の『観光立県』への挑戦」
講 師 アレックス・カー 氏 /執筆家、古民家改修の専門家、京都先端科学大学教授
●第2部【祝賀パーティー】18:15~20:00
・オープニングアトラクション(約15分)
・祝賀パーティー (約90分)
大分経済同友会は1955(昭和30)年9月9日に県内経済人80名により発足した。2025年で創立70周年を迎え、会員数は326名になった。この節目の年に新たな決意を表明するとともに会員間の絆を深めるための記念事業として、創立70周年記念式典を10月28日にホテル日航大分オアシスタワーで開催した。
記念事業は、第1部の記念式典・記念講演、第2部の祝賀パーティーの2部構成で催され、会員約180名が出席した。第1部には、大分県の桑田龍太郎副知事をはじめ、県内の基礎自治体の市長・町長6名、副市長2名、経済団体の会長3名の計12名の皆さまに来賓として出席いただいた。第2部からは、佐藤樹一郎知事と市長3名の計4名が加わられた。
第1部 記念式典・記念講演
(1)記念式典
記念式典では、後藤富一郎代表幹事の開会挨拶に続いて、佐藤知事からの祝辞を桑田副知事に代読いただいた。次に、特別功労者表彰として、元代表幹事の小倉義人氏、福島智克氏、姫野昌治氏、池辺克城氏の恒久幹事4名の表彰式が執り行われ、後藤代表幹事から表彰状と記念品が授与された。
続いて「グランドデザインおおいた2050」が、川崎栄一代表幹事より発表された。本グランドデザインは、人口減少問題が地域に大きな影を落とすなかで、大分県の経済社会が2050年に向けて進むための新たな長期構想としてまとめたもので、「かしこく縮みながら、大胆に世界へとひらいていく」を基本理念に掲げている。
この策定に当たって当会は2024年度に地域未来特別委員会を創設して、事業部会の他の6つの委員会(交通ネットワーク、産業創出、観光戦略、クリエイティブ大分、人財力向上、GX)と連携・協調を図りつつ、約1年半にわたり検討を進めてきた。各委員会の検討状況は都度、当会の意思決定機関である常任幹事会に報告されてその場で議論を重ねるとともに、全ての会員が参加して意見交換ができる場や、会員以外の方々(大学生、地域住民)との意見交換会も設けて、取りまとめを行った。
川崎代表幹事は、壇上の大型スクリーンに、当会公式ホームページ上に設けられたグランドデザイン特設サイトの画像を投影しながら、その概略を紹介した。さらにその内容は、式典翌日の10月29日付の大分合同新聞に全面広告として掲載された。こうしたプロセスを通じて、当会が考える大分の未来を会員全員で共有すると同時に、県民の皆さまにもお示しして、ともに明るい未来へと歩んでいきたいと考えたのである。
(2)記念講演
以上の式典に続いたのが、記念講演である。橋本均副代表幹事による開演挨拶の後、アレックス・カー氏が「大分の『観光立県』への挑戦」をテーマに講演を行った。
アレックス・カー氏は1952年に米国で生まれ、1964年に初来日したという。1973年に徳島県の祖谷(いや)で、築300年の茅葺き民家「篪庵」(ちいおり)を購入して以来、各地で古民家再生に取り組み、これまでに全国で約50軒の改修を手がけてきた。こうした活動が評価され、2024年には日本建築学会から日本建築学会文化賞を授与された。また、インバウンド観光にも力を入れており、2008年に国からVISIT JAPAN大使に任命され、現在も活動を続けている。
講師は、かつての日本はものづくりを重視した「産業立国」であったが、現在では以前ほど輸出で黒字を稼ぐことができなくなり、今後は「観光立国」を目指すべきだと説く。実際、日本観光は世界中で人気を集めており、その背景には四季折々の美しい自然や、脈々と生きる歴史文化(史跡、町並み、信仰心、お祭り、伝統芸能など)、さらには魅力的な食文化や現代アートがある。こうした観光資源を掘り起こして世界に発信していくことが重要だという。あわせて、古民家を再生して宿泊施設やレストラン、カフェに改装することで、観光客が地方を訪れたときの滞在時間を延ばすことができる。
一方で「観光の時代」には過去の常識は通用しなくなるとして、観光地での過度の便利さの追求や大量の看板の掲示は逆に、その土地の魅力を壊してしまうと警鐘を鳴らす。こうした教訓を、世界各地で実際に見聞した事例にもとづいて紹介いただいたので、たいへんに説得力があった。講師はとりわけ、別府や由布院、竹田、国東半島など県内各地を訪れた経験が豊富で、大分の「観光立県」に向けた実践的な提案と、ときには厳しい批判もいただいた。
講師は最後に「明珠在掌」(みょうじゅたなごころにあり)という禅宗の言葉を引用した。「大切なものは最初から手の中にある」との意味だという。城下町、竹工芸、古民家から、現代の一村一品運動に至るまで、大分にはすばらしい「明珠」が数多く残されている。これらの魅力を掘り起こして改めて発信すれば、大分観光はますますおもしろくなると語って、講師は話を締めくくった。
当会はグランドデザインの中で、私たち自身が県内の観光地を再評価して、各地の誇りとなる観光資源を体験して地域活性化につなげようと提唱している。今回の記念講演ではまさに、グランドデザインを実践していくうえでの大きなヒントをいただけたと思う。
第2部 祝賀パーティー
第2部の祝賀パーティーは、大分県立大分南高等学校空手部の空手演武と、同校書道部の書道パフォーマンスからなるオープニングアトラクションで始まった。前者は、同校3年生の波田野礼凱さんによるもので、裂帛の気合が込もった力強い演武に、会場の誰もが固唾を呑んで見入っていた。後者は、フロアに敷かれた巨大な和紙に、書道部員たちが「祝・大分経済同友会70周年記念 グランドデザインおおいた2050 かしこく縮みながら、大胆に世界へとひらいていく」と大書したもので、グランドデザインを発表したばかりの当会にとって記憶に残るパフォーマンスとなった。
その後、古城一副代表幹事の開宴挨拶、第2部から出席された大分県 佐藤樹一郎知事、大分市 足立信也市長の来賓祝辞を経て、川野みどり総務部会長の乾杯でパーティーが始まった。アレックス・カー氏や来賓を交えて歓談の輪が広がり、大いに盛り上がった。最後に、永岡壯三事業部会長の閉宴挨拶によって祝賀パーティーは幕を閉じた。
(文責:大分経済同友会事務局)
会員の皆さまへ
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*当日は、受付の混雑が予想されますので時間に余裕をもってご来場ください。
