10・29 GX委員会<県内発電所視察>
日時
2024年10月29日(火) *貸切バス利用
8:00出発(大分駅東側 要町バス待機場)
17:20帰着(同上)
*終了しました(参加23名)
視察先
(1)夜明ダム・夜明発電所 工事現場(大分県日田市夜明)
(2)女子畑発電所 (大分県日田市天瀬町)
(3)菅原グリーン発電所 工事現場(大分県玖珠郡九重町)
*大分石油㈱のグループ会社である㈱菅原グリーン発電所が事業化を進める
地熱発電事業
(4)八丁原地熱発電所(大分県玖珠郡九重町)
<お申し込みについて> ※受付終了(10/17)
*GX委員会の企画による視察会です。
*GX委員会に登録されている皆さまへメールでご案内しました。
*会員どなたでも参加いただけます。
*行程や参加費等の詳細は【会員専用ページ】でご覧ください。
*申込期限10月11日(金)

GX委員会は、水力・地熱という再生可能エネルギーを用いた発電所の視察を企画し、2024年10月29日に、当委員会のアドバイザーである九州電力㈱大分支店、大分石油㈱の協力を得て、大分県内の発電所4か所を訪問した。
視察団は貸切バスに乗車して、最初に日田市夜明(よあけ)にある九州電力 夜明発電所を訪れた。夜明発電所は、福岡県と大分県の県境付近に位置し、筑後川上流の夜明ダムから取水した水を利用した水力発電所である。1954年の運転開始から約70年が経過しており、2023年4月から約4年をかけて、経年劣化した水車・発電機の取替や導水路の補強などの更新工事を実施している。リニューアルにより発電所の最大出力は12,000kWから12,500kWに増加し、約2万5千世帯の電力を賄えるという。視察団は、発電機が撤去された発電所建屋に入り、そこから仮設階段を昇降して、導水路内部の補強工事の状況を実見する機会を得た。さらに、発電所から1kmほど離れた夜明ダムまで移動し、筑後川の河岸からダムを見学したところである。
次に視察したのが、同じく日田市内の天瀬町にある九州電力 女子畑(おなごはた)発電所である。女子畑発電所は、明治の終わりに建設がはじまり、1913(大正2)年に運転開始、現在の最大出力は29,500kWである。あわせて、発電所に併設され、流域のダムの貯水状況などを監視するダム総合管理所も見学した。
視察団はその後、日田市から九重町に移動し、菅原グリーン発電所の工事現場を訪れた。大分石油のグループ会社である㈱菅原グリーン発電所が事業化を進めている地熱発電所である。地下から蒸気・熱水を取り出す「生産井」からは噴気が濛々と放出されており、たいへんな迫力があった。あわせて、発電後の水を地中に戻す「還元井」を掘削中の工事現場も見学した。
そして最後に視察したのが、同じく九重町にある八丁原(はっちょうばる)発電所である。2機の発電機で最大出力11万kWを誇る日本最大の地熱発電所であり、九州電力グループの九電みらいエナジー㈱が運営している。現地では、発電所建屋内で蒸気タービンを見学して、屋外の冷却塔をバスの車窓から眺めた後、大分市への帰途に就いた。
(文責:大分経済同友会事務局)